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 そう、それで国土地理院の2万5千分の1の地図を基に、勝瀬さんが中心で遠足コースを選定し、実際の取材を基に竜田さんが「絵地図」をおこすという段取りになりました。「最初は思うように描けなくて、大変でした」とは竜田さん。それでも描くほどに要領を得て、楽しい絵地図が描けるようになりました。
 「最初に描いたのが、『おとなの遠足』第1回に出てくる『地島(ぢのしま)』の絵地図。出版にあたり35コースを描いてこなれてくると、最初に描いたこの地図とタッチも違うし、これは何度か描き直しました」。
 地図の方角や位置関係も、意識して正確に描いています。他の地図を見なくても遠足ができるよう、実際に歩く読者が迷わないようにという気持ちからです。ただ縮尺に関しては本として編集する際のページの都合などで、各ページ毎に違う縮尺率になりました。絵地図と豊富な写真、軽快な文章とが絡み合い人気の本ですが、毎回コースは違うし、進む方角も距離も違うので、編集にはたくさんの苦労や配慮があります。
最初に描いた「地島」の絵地図(おとなの遠足より) �拡大図
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 遠足のコースを決める時は、まずは「テーマ」を決めます。見たいものが花であったり、滝であったり、涌き水が飲みたいであったり…。それは季節や自分の興味で決めていいと思います。そうやって目的地(コース上にあっても最終ゴールでも可)が決まったら、後はひたすら地図(国土地理院発行の2万5千分の1の地形図、以下同)とにらめっこ。なるべく車が少ない黒の実線の道を地図上でたどっていきます。

 日帰りを基本にするなら距離は15キロメートル前後が理想。それでコースが決まったら、コースや目的地の役場の観光課に電話をして、管内図や観光マップなどを手に入れます。その際にはコースを説明して、交通量とか通行が可能かどうかも聞きます。また、私たちの遠足は公共交通機関を利用して移動するのが基本なので、出発地点へ行く電車やバスの路線図や時刻表を手に入れたり、時刻表のないローカルバスなら、直接電話で通過時刻を聞きます。特にゴール地点から交通機関を使って帰るので、帰り着く時間を逆算し、それによって時間がかかるコースを変更する(寄り道を減す?)こともあります。これらの過程から計画して実行するまでは2〜3週間かかります。

 確認が取れたら、あとは天気予報をチェックして当日を待ちます。
 遠足のコース取りにはどうしても地図が欠かせません。交通機関が目的地から離れていることもあるし、広域地図も用意した方がいいそうです。「大変だけど地図を眺めながらコースを決めるのは楽しい作業ですよ」と言いながら、お2人が今回出版した里山遠足の第1話「大分県南海部郡鶴見町〜米水津村」のコース決めを説明してくれました。

 九州の最東端「鶴御崎」で日の出を観てから、前半は真っ青な海岸線を眺めて歩き、後半は半島の尾根に沿った「スカイライン」を歩く。そんなコースも、地図を観ながら決めたそうです。国土地理院の地図を観ながら、解説していただきました。日が登るのに合わせて歩くと、たくさんのビューポイントも見つかり、絵地図にするのも楽しくなります。遠足を楽しむには、下調べは出来るだけ細かくするのがポイントです。
2万5千分の1地形図とにらめっこ。
鶴御崎界隈の地形図。遠足のルートを赤線でマークしてコース決め(里山遠足より) �拡大図
里山遠足:1.鶴御崎〜太陽とともに九州最東端を出発 より �拡大図

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